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リトルグリーンライフ

アマチュア農家の日誌

大根のトンネル栽培1

 

農業を始めてから初めての冬。

やはり冬は作物を作るのが難しいようだ。比較的暖かく、めったに雪の降らないこの町も夜は-10°まで下がる。

 

普通冬はいわゆる農閑期で、畑仕事はやる事がない。年2作、寒さが来るまでに終わるような作型で生活出来ればいいのだが、1年を通してコンスタントに出荷し生活費を稼ぐような直売所農家だとそうもいかない。

冬場にも野菜を作らなくては。

 

そこで、トンネルを導入することにした。

今期はレタスと大根。

レタスは10月播種、3月収穫予定の作型だ。
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大根は12月の半ばに1度目を播種した。品種は春神楽、4月に収穫出来ればいいのだが。。。
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強風が吹いてトンネルが、マルチごと2度ほど飛ばされてしまっている。
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そっとマルチを戻したが、マルチ穴から大根の芽が出ていないと枯れてしまう可能性が高い。風の強さを甘く見ていた。

 

 

大根、2度目の播種。 同じ轍を踏まぬよう、マルチ、パオパオ、トンネルの固定は徹底的に行うつもりだ。

 耕耘。

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ならし。
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マルチ。
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透明マルチの方が生育が良いと聞いてはいるが、丁度いいサイズの穴あきマルチが手に入らない。結果4条千鳥の黒マルチを使用。

 

腕が上がったのか50mが30分ではれた。
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飛ばされないよう、サイドの土気持ちは多めに。しっかり杭もさしこんだ。

初めての頃は2時間くらいかけて張っていたのでかなりの成長。
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大活躍の大五郎。

ずっと使っていた三角ホーは引退の予感。

 

霰が降ってきたので今日はこの辺で。

 

 

 

【ハウスビルド】らせん杭を設置

 

パイプハウス建設、一棟目が完成間近。

現在二手に別れて作業中。
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前面後面の制作はじぃとばぁ。と、たまに自分。

両引き戸を構想していたのだけど、見積もりを出して貰ったら5万と言われたのであえなく断念。前面両開き戸。後面片開き戸。引き戸は譲れても後面トビラの設置は譲れない点でありました。

メンドクセェから後ろのトビラまで作りたくないと言うじぃを無理やり建設現場に送り込む。大丈夫、孫の言う事は聞く。とばぁが言う。

 


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らせん杭設置は自分。と、たまにばぁ。

簡単だと思われていた作業だが、これまた力仕事で。

 1本設置するのに10分、15分……。やってらんねぇな!と叫ぶ朝。

が、コツを掴む。

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テコだ。テコを使え。とばぁ。

なるほど。と自分。

だがある程度まで入るとテコも通用しなくなってくる。自慢じゃないがそこら辺の女より力がない。

 

おもむろに伸びろ如意棒と呟いてみた。

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伸びた。

棒の端を掴んで走り回る姿はさながら謎の棒を回す奴隷といったところである。(大袈裟)

 

 

じぃとばぁの旅行の都合で明日がビニール張り予定日だったのだけど、扉も杭の設置も終わらず、加え注文していたビニール届かずで延期に。

いつだって予定通りにはいかないものだ。

 

 

 

 

【春どり大根】施肥の決め方

 

 農家のじぃばぁがいるものの、農業に関する疑問を投げかければふんわりとしか答えて貰えない。どうやら農家だからといって植物生理に詳しい訳でも、土についてや肥料について詳しいかと言えばそうではないようである。そりゃあ、一般人より農業知識はあるのだけど、こうすると便利だ。とか作業的なものの知識の方が豊富なようである。

何故この状態でやってこれたのか。と考えていたら、どうやら農協では「この肥料をこのくらい入れなさい。」だとかの指導をしているようで、それで美味しくないものが出来れば糖度やらの検査は一切しないという黒い噂まで聞いてしまった(農協の責任になってしまうからだと思われる)。どこまでが本当かは分からないが、これで知識の無い農家がどうやって今までやってこれたかの合点がつく。

 

しかし、このような農業をやっていては何かが起った時心もとないのと、創造性が失われて作業のみの営利農家になってしまう。

折角直売所へ出荷しているのだから、面白みのある農業をやりたいと思う。

 

 

 この1年間、バァの言う通りの施肥を行ってきた。が、それはアバウトなもので、「大根作るの?じゃぁばれいしょの肥料と鶏糞でも撒いとけば?」といったものであった。

かなり雑なのだが、これで上手く出来てしまうのが経験のなせる技である。

が、この何十年の経験を現在1年目の新米農家が繰り出せるハズもないので、みっちりきっちり計算して施肥量を決めてみようと思う。

 

 

施肥基準

野菜の成長に必要な肥料分が有難い事に農林水産省のHPで公開されている。

 例えば、今回作ろうと思っている春どり大根では基肥12-20-12で追肥が5-0-3になっている。(kg/10a)

本来ならば土壌検査をして、畑にある肥料分をこの数字から引いた分を畑に施すのだろうが、そこまでするほど肥えた畑では無いので今回はパス。

マルチ栽培で追肥が面倒な為、基肥と追肥を足した数字で施肥を決めていきたいと思う。

 

 

 堆肥を選ぶ

土壌の物理性を高める為の堆肥であるが、肥料分が多少なりとも含まれていて、その効果の出方が原料によって違ってくる。

例えば鶏糞なら肥料分高く即効性だが効果は長続きしない。豚糞や牛糞なら即効性はないが長期間効果が持続する。という具合いである。

 大根の場合、栄養を必要とするのが生育後半のラストスパート型とされているので、効果の出方としては豚糞や牛糞が向いていると言える。

 

 

肥料を選ぶ

有機栽培に拘っている訳では無いので、化成肥料の即効的な効果の出方と、有機肥料の後効きを生かして選びたいと思う。

 

有機肥料は窒素分ならナタネ粕や米ぬか、リン酸なら魚粉や骨粉と選ぶ幅が広くないのでこちらをベースに足りない分を化成肥料で補っていく。

 

 

春どり大根の施肥

10a辺りの大根栽培に必要な肥料成分17-20-15(kg/10a)にするには。

豚糞堆肥3.4-7-3.4(%)→100kg3.4-7-3.4(kg)

 ナタネ油粕7-2-2(%)→100kg7-2-2(kg)

 ばれいしょ用化成肥料7-10-9(%)→100kg7-10-9(kg)

▼合計17.4-19-14.4

で大体施肥基準に合うようになる。

 

 

まとめ

この考え方で合っているのか自信がありません。が、豚糞と油粕を足して施肥基準から引いた数字がばれいしょ用の成分比とすこぶるマッチしたので、バァの言った大根にばれいしょ用の肥料を使うはアバウトだけど的確な指示だったのだと思います。凄い。